人事制度は 「評価シートづくり」 に始まり、「評価シートづくり」 に終わる !
8回シリーズの6回目です。
第6ステップ・・・・・・ウエートの決定
これで評価要素が決まりました。
すべてが重要であるということに変わりはありません。
しかし、同じレベルで重要かというと、その重要度には差があります。
まず、管理者と一般社員の評価要素を4項目で見ると次の差があります。
〇管理者の場合(例) 100点満点
A.目標(期待成果) 50点
B.重要業務 30点
C.知識・技術 10点
D.勤務態度 10点
〇一般社員の場合(例) 100点満点
A.目標(期待成果) 30点
B.重要業務 30点
C.知識・技術 20点
D.勤務態度 20点
管理者 と 一般社員 では、
目標(期待成果)項目に対するウエートの違いがあります。
管理者であれば、実績で評価されるのはどの会社でも同じです。
管理者は常に数値責任があるのです。
その一方、一般社員は、
その目標(期待成果)を上げるためのプロセス評価に重点が置かれることになります。
このウエートの差は、当然ながら会社によって違ってくるでしょう。
さらに、各評価要素の中でも重要度が違います。
例えば、上記の管理者の目標(期待成果)項目に4つの評価要素があった場合を考えてみましょう。
〇目標(期待成果)項目のウエート(50点)
A.売上高 20点
B.粗利益高 15点
C.回収率 5点
D.新規目標件数 10点
このようにウエートをかけた場合は、
我が社では目標(期待成果)項目の中でも 「売上高を最も重視しています」 と宣言したことになります。
このように重要度に差を付けることをウエート付けといいます。
これは、目標(期待成果)項目のみならず、重要業務・知識技術・勤務態度のすべてにおいて決定します。
続きは、12月1日に掲載予定です。
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近藤経営労務事務所
社会保険労務士 近藤 昌浩