重要業務が明らかになったら、本人の口からその内容を発表させます。
さあ、その内容ですが、どんなものが出てくるでしょうか。
ほとんどの場合、驚くほどのことはありません。
たいてい誰にでも行動できる内容でしょう。
要するに、その行動を徹底して実行しているかいないかの差です。
その差が結局、業務結果の差となったのです。
であれば、成果の上がっていない社員には、それをやってもらうことです。
管理者は、それを指導し、やらせることです。
それ以外に業績向上のための指導はありません。
(もちろん、経営戦略の見直しということはありますが…)
これが明確に出来なければ、経営計画の見直し。
つまり、経営目標の見直しをしなければなりません。
どうやって成果を上げたらいいのか、組織的に不明瞭のままであれば、目標実現は不可能です。
でも心配はご無用です。
この成果の違いを生む行動の違いは必ずあります。
この具体的な違いを発見して会議の中で発表するのです。
そして、「これをやれば必ず成果は上がる」 と言い切って欲しいのです。
そして、出席者に強く迫って欲しいのです。
出席者は成果に向けての具体的なプロセスが理解できたあたりから、表情は明るくなるでしょう。
成果を上げたいと思わない社員はいません。
結局、「どうすれば良いか」 が分からないだけなのです。
これが営業会議です。
正味2時間余りを長々と会議をする必要はありません。
そして、確実に今月の業績結果向上に役立つ会議となります。
他の部署の会議も同様のステップで進めれば良いのです。
ところで、この会議で明確になったことがあります。
それは次の点です。
次号に続きます。
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新・人事制度研究会/近藤経営労務事務所
社会保険労務士 近藤 昌浩