人材育成・組織づくりのヒント / お知らせ
人材育成・組織づくりのヒント / お知らせ
作成日:2014/07/16
目標管理制度の内容を明らかにします。  目標設定 3/3



 社員は高い目標を立てても何の不利益もないことが分かると、平気で高い目標を立てるようになります。

ある社長は言いました。

「それじゃ、目標が空手形になってしまうよ」
「根拠のない数字を積み重ねて会社全体の目標にしたら、経営が不安定になるじゃないか」


誰もがそう思うでしょう。


1つ問題が解決したら、また新たな問題が発生します。
これも心配はいりません。
各社員の目標設定の根拠を分析すれば良いのです。

目標設定するということは、

  @現在の実績と目標のギャップを把握すること
    例えば、前年の実績売上高が8千万円で、
         今年の目標売上高は1億円であれば、ギャップは2千万円です。

  Aそのギャップを分析して課題を鮮明にすること
    例えば、重点顧客の深耕度が低いこととなります。

  Bその課題の解決策を検討すること
    例えば、現在の重点顧客との未取引商品を鮮明にし、提案を実施します。
         その提案書は現在社内で共有化されたものを使います。

そして、ここからが重要です。

  Cその解決策が妥当性のあるものか、分析すること
    この課題の解決策によって、本当に目標が達成されるか検討するのです。
    最初から 「そんなことでは目標達成できない」 というのであれば、
    この解決策は妥当性がないのです。
    これで確かに目標達成できるぞ、と膝を打つものでなければなりません。

    
    決して難しいことではありませんが、これをやらないので目標達成できたときも、
    「なぜ目標達成できたのか」 という質問に対して 「 頑張りました」 というだけで、
    何をやったのか、組織上分からないのです。

  Dその解決策が実行可能なものか分析すること
    確かに妥当性があることは分かりました。
    しかし、実際に実行できなければ意味がありません。
    計画倒れになってしまいます。
    毎月のように、「計画を実行していません」 という社員を見かけますが、
    これでは計画立案の意味がありません。


このことを事前に分析することは避けて通れません。
ここまで5つの段階を経て、初めて目標設定になるのです。

この段階では、上司と部下のコミュニケーションは良好です。
特に、部下が目標設定を本気で語っているときは会話が活発になります。
部下も 「ありがたい」 と思ってくれます。

さあ、これで目標管理がスタートできます。




目標管理制度の内容は、
   1.
目標設定
   2.達成管理
   3.業績管理

の3つの要素から成り立っています。

1.目標設定 は、今回で終了しました。

 次回は、 「2.達成管理」 を3回シリーズでご案内します。




「人事制度の仕組みづくり」 で社員の成長と業績向上の支援をいたします。
お気軽にご相談ください。


近藤経営労務事務所
 社会保険労務士
近藤 昌浩



 

 

 

 

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