作成日:2017/09/01
最新の情報が必要な人、いらない人
よく勉強する幹部がいる会社では、問題解決を更に遅らせていることがあります。
業績を飛躍的に向上させるコツは、既に御社の中にあるのに、
その分析を出来ずにいると、別に新たな勉強を始める幹部が存在するようになります。
「現在の経営環境は〇〇だから、これからは〇〇しなければならない。
ある会社では、〇〇をすることにより〇〇を〇〇向上させた」
と、他社の成功事例を業績評価(会議)の場で説明することがあります。
これは役に立つか否か、じっくり考えたことがないのかもしれません。
ハッキリ言いますが、役に立たないばかりか、更に問題を複雑にしています。
現在の業績向上をさせた成功事例を共有化させることの優先順位を下げ、
今度は他社の成功事例を実施させようとしています。
それも全員に、本当にそれを真似させようとするのでしょうか。
これは業績向上させる重要業務の優先順位の変更を意味します。
さらに混乱を招くだけです。
もし仮に参考にするとすれば、御社のトップの業績の社員に対してだけ有効です。
それは、もしかしたら優秀な社員にとっては、
更に業績を向上させる優れた仕事の仕方が、我が社にない可能性があるからです。
そのときは、大いに役立つでしょう。
でも、その人数は上位2割以内の優秀な社員だけに限定することです。
くれぐれも、
社内の優れたやり方を、まず共有化して、実施するだけでいい社員に、
新しい業務に取組みをさせることのないようにしてください。
「人事制度」 で、社員の成長 と 業績向上 の支援をいたします。
お気軽にご相談ください。
近藤経営労務事務所
社会保険労務士・人事コンサルタント 近藤 昌浩