人材育成・組織づくりのヒント / お知らせ
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作成日:2015/05/16
【Q】 上司評価と部下の本人評価が一致しない



人事制度の本当の役割を誤解している経営者が多いようです。

セミナーを実施するとさまざまな質問があり、
人事制度について誤解をしていることが良く分かります。
その中での質問を紹介し、それに対しての答えを述べます。


 
 
【質問】

評価すると上司(2次評価)と 部下の本人評価(1次評価)が一致しない。



【答え】

一般的には、評価は3ヵ月毎くらいに1回実施します。
もちろん、ここで言う評価とは、成長シート(評価シート)に評価結果を記入し、総務部へ提出する評価ということです。

この時に、上司評価と部下の本人評価が一致しないので困っているということです。
まず、このことが実際の現場でどういう状況になっているか確認しましょう。



ある評価要素において、

  ⇒部下は、5点と評価した

  ⇒上司は、3点と評価した

ということです。



2点のギャップがあります。

これは大変なことを意味しています。 

それは、その評価要素について、部下は 『完全に出来ている』 と考えていることを意味しています。 

そして、その状況を3ヵ月間も分からずに上司は部下指導をしていたということです。



もっと、具体的に表現すると次の通りです。

  上司 …… 「○○をしっかりやりなさい」

  部下 …… 「はい」 と口では答えても、心の中では 「そんなこと分かっているよ」 と
          思っているのです。

これでは、部下指導が上手に出来るわけがありません。
つまり、部下の成果が向上することは有り得ないということです。



その結果として、部下も成長しないし、会社の業績向上も望めません。
これが、3ヵ月も続いていたのです。

3ヵ月間も上司は分からずに一方的に指導していたのです。
これが一番の問題です。

このギャップは、1回限りにしなければなりません。
最終評価決定を本人にフィードバックすることによって直されなければならないのです。



同じ評価要素のギャップを毎年繰り返すようでは大問題です。
そのためにも、評価は毎月実施するのがベストなのです。

成長シート(評価シート)を活用して評価し、
 成長したことを認めて褒める
 成長していないことを叱る
をして下さい。

これが出来ていれば成長シートの提出・集計は、3ヵ月に1回で十分です。
この時には、上司と部下の評価のギャップはなくなっています。



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近藤経営労務事務所/新・人事制度研究会
          社会保険労務士
近藤 昌浩

 

 

 

 

 

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