◆ 経営者に是非やって欲しい分析があります
御社では、1人当りの収益拡大の実現度分析をしたことがありますか?
企業の人財力、組織力が高まったということは、
社員1人当たりの収益拡大が実現されているということです。
経営上、社員1人当たりの収益拡大が実現できているかどうかについて、
分析をしなければなりません。
それが労働分配率の分析です。
社員1人ひとりの人件費は平均して増えているが、それ以上のスピードで
収益が拡大しているという、好ましいバランスの状態で労働分配率が改善
しているかどうか、の分析です。
労働分配率は、従業員数が増えたら改善するわけではありません。
売上が増えても労働分配率が改善することはありません。
意識的に経営計画の中に労働分配率を改善するための施策を打ち、
そして確実に毎年数パーセントずつ改善しなければなりません。
労働分配率を改善しないまま事業拡大することは、とても危険です。
労働分配率が高い企業は、利益率が低い可能性が大です。
利益率が低いまま規模を拡大した経営者は、必ずこう呟くことになります。
「規模を大きくしなければよかった……」
それは、年商10億円で経常利益率は0.1%の会社が、
年商100億円の規模になったら……ということを想像していただければわかります。
資金繰りが困難になります。
@ 中小企業の場合は、労働分配率が高く、平均賃金が低いというのが現実です。
A 大手企業になると、労働分配率が低くなり、
そして社員1人当たりの平均賃金は高くなる傾向があります。
これは結果としてそうなったのではなく、あらかじめ経営施策を次から次へと打って
経営改善した結果なのです。
そのため、社員の人財力、または組織力が向上することによって、労働分配率が
どのように改善しているのかということをチェックしていかなければなりません。
必ず労働分配率の分析をしながら、その改善状況を見ていかなければならないのです。
それによって営業利益、経常利益が改善していくことを目の当たりにするでしょう。
経営者としてはこの分析は決して避けることはできないものとなります。
労働分配率の改善の支援をいたします。
お気軽にご連絡ください。
社会保険労務士 近藤 昌浩