評価が上手にできない会社は、
経営者自身が社員を 「褒める」 ことが少ないことをご存知でしょうか。
「いやー、そんなこと言われても、こんな業績では褒めようもありませんよ」 と反論が聞こえそうです。
「業績が良かったら褒める」 ということでしょうが、この考え方では業績は向上させられません。
もちろん業績が向上したら褒めて欲しいのですが、特に今の時期には簡単に業績が向上することはありません。
その考えでいたら、今期は一度も管理者や社員を褒めることなく終わってしまうでしょう。
元々、企業経営に限らず 「褒める」 という行為は、行動・プロセスが良かった時に褒めるのが通常です。
そして、褒められることによって、その人が自分の行動・プロセスの正しさを認識し、また新たにその行動・プロセスを自信と勇気をもって実行します。
その結果として、目標を実現できるということになるのです。
これを動機づけの善の循環と言います。
上司と部下の関係は、決して 『結果』 だけの関係ではありません。
その点を勘違いしているから、いつになっても管理者や社員を褒める機会がないのです。
このような状況では、管理者はいつになっても上手に部下を褒められません。
結果が良くないから、結果を良くするのは上司の役割であることの認識は忘却の彼方に追いやられてしまいます。
褒めるということは評価することです。
評価が上手にならなければ、上手に部下は育てられません。
組織全体で評価ができていない場合は、経営者が上手に褒められないことがかなり多いようです。
褒め上手は育て上手です。
今日は必ず、管理者・社員の何か一つでも出来ていることを見つけ褒めてあげましょう。
そこから必ず大きな良い変化が表れてきます。
どのように行動したら褒められるのか、高い評価を与えられるのかを
明らかにすることは企業の発展繁栄に大きな影響を与えます。
御社の社員を成長させて業績が向上する仕組づくりを支援します。
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新・人事制度研究会/近藤経営労務事務所
社会保険労務士 近藤 昌浩