福岡市は夏のボーナスを29日の今日支給すると昨日発表しました。
多くの民間企業においても7月から8月のお盆前までの期間に支給されることでしょう。
ここで経営者が誤解することがあります。
今年の夏のボーナス支給は、前年夏期分との比較でみると全般的に減少するようです。
しかし、その心配は杞憂です。
なぜなら賞与が増えたからといって、やる気を増進させる効果が次の賞与まで続くこと
はありません。
その効果は、ほんの数ヵ月しか続きません。
ましてや、現在のように銀行振込になってしまうと、もっとその効果は弱くなります。
基本的には賞与を支給してしまったら、もうそれは過去のことと思った方が良いのです。
大切なのは、次の賞与に向かってどうするかです。
「今回は前年の夏の賞与より少なかったが、次の冬の賞与は増やしたい」 と考えさせる
ことが大事です。
このように考えさせないと、マイナス思考が組織全体を覆ってしまいます。
こうならないために、すぐスタートさせなければならないことがあります。
次回の賞与アップに向けて、「どのように業績を向上させるのか」 すべての幹部・管理
者を中心に各部署で検討させることです。
場合によっては、経営計画書の見直しも必要になるかもしれません。
具体的に業績向上の業務改善を作成し、実行させて頂きたいのです。
何をすれば良いかは、いま我が社で成果を上げている社員の 「優れた仕事の方法」 を
調査分析し、確認することで明確になります。
「やればできる」 「全員で取り組もう」 「次回は賞与を増やすぞー」 という雰囲気を
つくって欲しいのです。
全員がこんな考え方で毎日業務に取り組んだら、結果として経営目標を達成できる可能
性が大きく広がります。
社員の成長と業績向上の支援を行っています。
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新・人事制度研究会/近藤経営労務事務所
社会保険労務士 近藤 昌浩