人事制度は 「評価シートづくり」 に始まり、「評価シートづくり」 に終わる !
8回シリーズの4回目です。
第4ステップ・・・・・・知識・技術の決定
このステップでは、知識技術を明らかにします。
人事制度に関心を持つ企業は、一般的な企業と比べてきわめて教育熱心な会社が多いようです。
社員を成長させることに最大級の関心を持っています。
そのために非常に陥りやすいことがあります。
それは、企業にとって重要な教育投資の効果を忘れてしまうことです。
もちろん、無駄な教育などありません。
しかし、そのための投資額は無限ではありませんから、常にその効果を測定しなければなりません。
ここで作る評価シートの中で 「知識・技術」 を明らかにすれば、その効果は簡単に判断できるようになります。
まず、なぜ 「知識・技術」 が必要なのかを確認します。
評価シートの知識・技術が身につけば、
重要業務が確実に実行できるようになるということです。
この重要業務が行われれば、
もちろん目標(成果)項目が実現できる、ということになります。
〇知識・技術が習得できた
↓
〇重要業務が実行できた
↓
〇目標(成果)が達成できた
この関係を忘れてはいけません。
知識・技術は必要だからという曖昧な目的で習得するのではなく、目標を実現するために必要なのです。
これを社員に十分に理解させないと、教育訓練を学校教育の延長線に考えてしまいます。
さて、具体的に知識・技術を明らかにしていきましょう。
第3ステップの新規開拓訪問活動を実行するためには、どんな知識・技術が必要でしょうか。
例えば、
〇スケジューリング
〇週間計画書作成知識
〇訪問数算出のための確率論 など…
いろいろありますが、これも1〜2つに絞って欲しいのです。
あれもこれも大事だと思う気持ちは分かりますが、必ずアブハチ取らずになります。
このステップで1つポイントを示しておきます。
この知識・技術は、一般的な知識・技術の表現にとらわれてはなりません。
必ず自社の言葉で表現してください。
また、他の教育研修機関の借り物ではいけません。⇒整合性がとれません。
自社でテキストを作成することが望ましいです。⇒それも簡単につくることです。
続きは、11月16日に掲載予定です。
あなたとのご縁が私の宝物です。
社員を成長させる 「評価シートづくり」 の支援をいたします。
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新・人事制度研究会/近藤経営労務事務所
社会保険労務士 近藤 昌浩