ところで、この営業会議で明確になったことがあります。
それは、次の点です。
A.何が成果項目なのか
B.何をすれば成果が上がるのか
C.そのとき必要な知識・技術は何か
D.どのような勤務態度であるべきか
人事評価制度の中で重要なものは成長シートです。
この成長シートの中で一番ポイントとなるのが、
この 「B.何をすれば成果が上がるのか」 です。
これは、毎月の会議で検討し続けなければならないことです。
つまり、有効な会議であれば、これが毎月鮮明にされているはずです。
これさえまとまれば、「C.そのとき必要な知識・技術は何か」 や
「D.どのような勤務態度であるべきか」 は簡単です。
場合によっては、人事制度づくりのプロジェクト事務局で原案をつくっても良いでしょう。
そして、その後に討議してみるのも良いです。
この進め方であれば、人事評価制度は1〜2ヵ月程度でまとまります。
時間が取れなくて、前へ進まない会社は、このやり方を参考にすると効率的です。
それでも決心がつかない経営者もいるかもしれません。
そこで、次の経営陣・幹部管理者の業務について説明したいと思います。
マネジメント層の業務は、常に優先順位を考えて行うことが必要です。
現場での業務であれば、ある程度ルーチン化しているので、
基本的には決められた通りに業務を遂行していけばいいのです。
ところが、マネジメント層(トップも含む)は、次から次と新しい業務が発生し、
その発生した順序で対応したのでは、優秀なマネジャーにはなれません。
当然ながら、そのマネジャーの率いる組織の成果も低くなります。
そのために優先順位を考えた業務への取組みが求められるのです。
その優先順位の決め方は世界共通です。
次の2つの基準で決めます。
次回に続きます。
「人事制度の仕組みづくり」 で業績向上の支援をいたします。
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新・人事制度研究会/近藤経営労務事務所
社会保険労務士 近藤 昌浩