部下の成果を向上させるのが上司の業務であるとすれば、評価シートはマネジメントツールです。
A.部下にどのような成果 を どのくらい向上させるのか
⇒「期待成果」 の実現度
B 成果向上のためには、
部下にどのような業務 を どのくらい遂行させるのか
⇒「重要業務」 の遂行度
C.その業務を実行するためには、
部下にどのような知識・技術 を どのくらい習得させるのか
⇒「知識・技術」 の習得度
D.BとCを実践するためには、
部下にどのような勤務態度 を どのくらい遵守させるのか
⇒「勤務態度」 の遵守度
このマネジメントツールの活用が上司と部下のコミュニケーションを良好なものにします。
成長シートは、部下が成長するための計画書であり、そこには数ヵ月間の目標も設定されます。
そして、その進捗状況も確認できます。
その確認も上司・部下ともに同時にできます。
この確認をマネジメント日程として計画しておくのです。
一般的に言う、上司面談です。
ここでは大きな声も、感情の高ぶりも必要ありません。
多くの場合は 「褒める」 言葉が多く出るでしょう。
「〇〇は、まだ不十分だけれど、○○は随分とできるようになったね」
この言葉が、いかに部下の ”内発的動機づけ” になるかは説明の必要はないでしょう。
部下はこの面談で気が付きます。
「上司は、自分のために一生懸命に指導してくれている」
この思いがあるから、日常業務上での 「叱り」 の言葉にも耳を傾けるのです。
「叱る」 ことは目的ではなく、自分を勇気づける手段であることを理解させることが第一です。
これがないから、部下は上司の言葉を馬の耳に念仏のように聞き流すのです。
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近藤経営労務事務所
社会保険労務士 近藤 昌浩
