人材育成・組織づくりのヒント / お知らせ
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作成日:2016/04/01
資格手当について



 ある経営者から次のような質問がありました。

  「新賃金体系へ移行するときに、今までの資格手当はどうしたら良いか」

もともと私は、諸手当を減らすことを勧めています。
何故かというと、この諸手当の数が賃金体系を複雑化しているからです。

  (問) 「どうやれば賃金は増えるの」

  (答) 「諸手当を数多くもらうこと」

このような笑えない会話もあります。
これでは、評価を高めることが二の次になってしまいます。



どうしても、賃金を増やすなら、評価を高めることとしたいのです。
そのためには、評価によって増える成長給(職能給)の存在を大きくすることです。

しかし、この資格手当というのは、
  
  〇 社内資格
  
  〇 公的資格

と、その種類もさまざまです。



業界によっては公的資格がなければ、その業務を遂行できないというものもあります。

そこで、どの業界でもこの資格に対して資格手当を支給しています。

  「〇〇資格を取得したら、〇〇〇円を資格手当として支給します」

これが一般的です。



ところが、この支給のやり方で進めていると、不思議な現象が発生します。
先輩や上司の中で、この資格を取っていない社員が増えてくるということです。

  「やっぱり、手当の金額が少ないからかな」

そう考えて、資格手当の金額をアップするというケースも少なくありません。

これでは本末転倒な改善となります。
これは避けなければなりません。



では、これをどうやって問題解決するか。
それは、この資格取得を昇格の条件とすることです。

  ● 3等級 ⇒ 4等級に昇格する要件として、〇〇資格を取得していること
                          
                     

  ● 5等級 ⇒ 6等級に昇格する要件として、〇〇資格を取得していること
                          

こんな内容の昇格要件にするのです。
昇格すれば、実際に成長給(職能給)が増えます。

また昇格すれば、係長や課長あるいは部長に昇進するかもしれません。
そうすれば、役職手当も増えることになるのですから、本人も真剣に学びます。



常に、仕組みのつくり方はこういうものです。
本人が 「頑張ろう」 と自然になるようにすることです。

決して、外側から無理に押し付けるものではありません。
手当という金銭のご褒美で意欲を引き出そうとするから、全てのことを手当で解決しようとすることになるのです。

これでは結果がどうなるかは見えていますよね。


 


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近藤経営労務事務所/新・人事制度研究会
          社会保険労務士
近藤 昌浩

 







 

 

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