多忙で重要業務の一部が手つかずになっている場合があります。
仕事には優先順位があり、俗に 「出来る」 と言われる人は仕事の
優先順位をつけて行動しています。
出来る人には、出来る人の仕事術というのがあるのです。
これからご紹介する方法を、あなたの会社全体で取り入れたら業績
アップも間違いないでしょう。
一度試してみる価値は充分あります。
実践をお勧めします。
100年程も昔の話ですが、
あるとき、経営コンサルタントのアイビー・リー氏 は、ベスレヘム鉄鋼会社の社長チャールズ・シュワッブ氏と会見しました。
アイビー・リー氏 はニューヨークで経営コンサルタント会社を経営しており、その顧客にはジョン・D・ロックフェラー、J・P・モルガン、デュポン、ペンシルベニア鉄道、その他の大会社が名を連ねていました。
アイビー・リー氏は、簡単に自分の会社の仕事の内容を説明した後、控え目に話し始めました。
リー氏
「私たちは、あなたが会社をもっとうまく経営する方法を提案することができます。」
シュワッブ氏
「私は、会社経営をどうやれば良いかは分かっています。」
「いま、会社が必要としていることは、もっと知ることではなく、やるべきことを確実に行うことなんです。」
「知識ではなく行動なのです。」
「私を含め、会社の従業員たちがこうすべきだと知りながら、出来ないでいることを活発に行える方法を教えてくださるならば喜んでお話を聞きますし、あなたのお望みの金額をお支払いしましょう。」
リー氏
「わかりました。」
「それでは、あなたの行動を少なくとも50%増やす方法をお教えすることが出来ますが、20分程度の時間をいただけますか?」
シュワッブ氏
「どうぞお話ください。」
「私は汽車に乗るまで、まだ時間的余裕がありますから…。」
アイビー・リー氏は、ポケットから手帳を取り出し、
1枚の紙を引き裂いて、シュワッブ氏に差し出しながら…
リー氏
「この紙に、明日、あなたがしなければならない、最も重要な仕事を6つだけ書き出してください。」
これにおよそ3分間を費やした。
「さて次に、この6つの仕事に、重要な順に番号をつけてください。」
これにおよそ5分間を費やした。
リー氏
「では、この紙をポケットにしまってください。」
「これで、明日の朝、真っ先にやることは、1番目の項目を見て、その仕事をやり遂げることです。」
「それをやり終えたら、2番目の仕事にも同じように取り組んでください。」
「それから、3番4番という具合にやるのです。」
「こうして、明日の時間がなくなるまで、やってください。」
「また、1つとか2つとかしか出来ないからといって、気になさってはいけません。」
「なぜならば、あなたは1番大切な仕事は、真っ先になさっているわけですから、他のものは遅れてもやむを得ないでしょう。」
リー氏
「もし、あなたがこの方法で、全部の仕事を終えることが出来なかったら、この他のいかなる方法によっても出来ないでしょう。」
「また、項目ごとに優先順位の番号を付けなければ、どの仕事が一番大切かということすら決められないでしょう。」
「このようにして、毎日やってください。」
「そしてあなた自身が、この方法の効果に自信を持ったなら、従業員にも実行させてください。」
「あなたがやってみたいと思うだけ、この方法を続けてください。 その上で、あなたがこれだけの価値がある、とお考えの額の小切手をお送りください。」
この会見は、およそ30分かかりました。
それから数週間経って、チャールズ・シュワッブ氏 は アイビー・リー氏に25,000ドルの小切手を送りました。(100年前の25,000ドルです。 現在の価値に換算すればどの位の額になるのでしょうか? 興味ある方は計算してみてください。)
添えられていた手紙には、
「あなたの教えてくださった方法は、会社を経営する上での金儲けという点で、私の知り得るかぎり最も良い方法です。」
と書かれていました。
それから、5年程経って、いままで世にその名を知られていなかったチャールズ・シュワッブ氏は、主としてこの方法のおかげで、世界で最大の鉄鋼会社(USスチール社)の社長に就任し、同時に1億ドルの財産を作り、世界で最も有名な鉄鋼業者となりました。
※ 大リーグのプロ野球の選手として活躍後、保険のセールスマンとして大成功し、超ベストセラー「人を動かす」の著者であるデール・カーネギーの協力者であったフランク・ベトガーは、この1億円のアイディアを取り入れて成功した人です。
その彼が次のように述べています。
「チャールズ・シュワッブのような、最もキビキビした、最も実際的な実務家でさえ、自分がいままで習ったうちで、会社経営での金儲けという点で、最も有益な、かくも簡単な方法と言っている位だから、その方法を私が採用しなかったら、私はよっぽどの間抜けということになるだろう。」 と。
◇ あなたは、この 「1億円のアイディア」 に如何程の額の価値を認めますか?
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