社員の頑張りによって、毎月人件費として支給することのできる総額がどのような状況にあるのかを全社員に伝えましょう。

社員は、この人件費総額がどういう状況なのかを昇給時や賞与時にしか知らされていません。
それも 「今回は前年より厳しい」 といった程度の抽象的にしか知らされていません。



成果を上げている社員にとっては、「ええー、こんなに成果を上げているのに何故」 ということになり、驚きの声が出ます。

会社全体の情報が正しく伝えられていないからです。
だからこれを毎月実施するのです。

Ａ．今月の実績売上高

Ｂ．今月の実績粗利益高

Ｃ．今月の実績人件費総額

Ｄ．今月の実績労働分配率

Ｅ．今月の目標人件費総額と実績との差額  （これが基本的に昇給・賞与の原資となる）

以上の項目を毎月情報公開して、昇給・賞与原資を全社員に確認してもらいましょう。



経営者、幹部、管理者が毎日厳しく目標達成を指導するのは、全社員にこの賃金面で良い処遇をしてやりたいという側面があるからです。

その結果として、今回の賞与支給額の原資が決まります。



しかし、賞与を支給される全社員から見れば、厳しい環境でも一生懸命やっているという考えが前提にあるので、前年より減るということは理解できません。

だから、情報公開を毎月やるのです。　
そして、経営状態を毎月知ってもらうのです。



全社員で頑張って昇給・賞与原資を増やそうとする組織にしなければなりません。
１人が成果を上げてもダメなのです。　全員で成果を上げましょう。

優れた仕事のやり方をスピーディに共有し、全員で成果を上げましょう。
このような組織風土づくりを至急つくり上げなければなりません。



優れた仕事のやり方を共有化し、全員で成果を上げ、
昇給・賞与原資を増やそうとする最強の組織づくりを支援します。

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近藤経営労務事務所
社会保険労務士 近藤昌浩